SFTPってなにができるの?
VSCODE拡張機能のSFTPを使って、保存したファイルを自動的にFTPサーバにアップロードできます。
つまりローカルでデータを作成したものをFTPのサーバーにアップロードする時、わざわざ手動でアップロードボタンを押さなくても良い!コード書いたら、自動反映できます!
Visual Studio Codeだけで、FTP操作も完結できるのでかなりの効率化ができます。
※注意点:キノスラテストサーバーでのみ使用して下さい。
お客様のサーバーを使用しての自動アップロードは、禁止です。
設定方法
①拡張機能で、SFTPをインストール

②SFTPの接続設定を行います。Windows/Linux では[Ctrl]+[Shift]+[P]、
Mac では[Cmd]+[Shift]+[P]でコマンドパレットを開き、SFTP: config を選択して実行します。

③SFTP: configを実行すると、sftp.jsonファイルが開かれます。
右図は説明図、左図は、私が記載した設定コードになります。
今回はSFTPではなくFTPに繋げる為、秘密鍵の設定はいりません。
※ちなみに複数の接続もできるみたいですが、今回はやりません。
一番重要なのは、“uploadOnSave”: true になっているかです。
ここは、自動的にアップロードするかを問われています。
trueがする。falseがしない。
ちなみに、falseに設定すれば手動アップロードに切り替えができます。
プロパティ | 値(設定内容) |
name | 任意の名前 |
host | サーバーのホスト名 |
protocol | プロトコル名(ftpかsftp) |
port | サーバーのポート番号 |
username | 接続するユーザー名 |
remotePath | アップロードするサーバー側のディレクトリを、絶対パスで指定 |
uploadOnSave | trueを指定すると、ファイルを保存した際にサーバーへ自動アップロード |
context | アップロードするディレクトリをワークスペースのルートからのパスで指定(ワークスペース全体をサーバーへアップロードしない場合に指定) |
privateKeyPath | SSH接続の秘密鍵へのパスを、絶対パスで指定 |
passphrase | SSH接続のパスフレーズを指定 |

※コードはキノスラテストサーバーID/PWに記載しておきました。
Cynosuraシートの250行。コピペして下さい。

remotepathは、アップロードしたい先のパスを記述しましょう。
【下図画像参照】
キノスラテストサーバーの青丸部のパス(任意)を記載してあげればOKです。
下の画像のパスは例です。

使用方法
設定したら、コマンドパレットを開き >sftpと入力。
そのあと、SFTP:Listを選択

選択すると、先ほどnameで設定した名前が表示されます。選択しましょう。

作業したいファイルを選択すれば完了です。
これだけです。

あとは.vscodeフォルダにファイルが自動生成されます。
以上です。
その他の機能
【手動アップロード】
ちなみに手動でもアップロードできます。右クリック⇒UploadすればOKです。

【差分比較】
アップロード先のファイルと差分比較ができます。

【ログの表示】
ちゃんとアップロードされているかはログを見ればわかります。
