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Laravel環境構築について

目次

構築前に

構築時のバージョンなど


OS:Windows 11 Home バージョン22H2
MAMP:5.0.6
PHP:8.3.1

事前準備

Laravelを使うために必要なもの。これらの準備も手順に含まれています。

  • MAMP
  • コマンドプロンプト
  • テキストエディタ
  • PHP
  • Composer

構築手順

Laravelをインストールして使えるように設定するまでの流れです。

1.MAMPのインストール

2.phpにパスを通す

3.Composerのインストール

4.php.iniの修正

5.Laravelのインストール

6.ドキュメントルートの変更

7.MySQLとの連携

構築時に困ったら

下記の参考記事を参照してください。

https://note.com/88gram/n/nc4a02b786103

構築

MAMP編

MAMPのインストール

参考記事↓
https://note.com/88gram/n/n844a09fc4cb4

まずはMAMPのインストールをします。
下記サイトにアクセスしてダウンロードしてください。(写真赤枠参考)
https://www.mamp.info/en/windows

インストーラーをダウンロードして起動。
下記の注意点以外はそのままで問題ありません。
「Next >」をクリックでインストールしてください。

注意点

「MAMP PRO」と「Install Apple Bonjour」のチェックを外してください。

MAMPの起動

インストールが完了したらMAMPを開く。

下記の二件は「アクセスを許可する」をクリック。
(セキュリティ上パスワードを求められるのでわからない方は姉川さん他に入力していただいてください。)

MAMPが起動出来たら右上が緑色になっているかを確認してください。
灰色の場合は右下の「Start Servers」をクリックしてサーバーを起動する。
サーバーが起動したら真ん中の「Open WevStart page」をクリック。

ブラウザに以下の写真と同じページが表示されたらMAMPの起動成功。

PHPの「phpinfo」をクリックするとphpのバージョンなど詳細情報が確認できます。

MAMPの設定

左上のMAMPをクリックして「Preferences…」をクリック。

「Stop Servers」にチェックを入れる。

phpのバージョンが8.0.2以上になっているかを確認。(Laravel10.28.0は、PHPの最低バージョンが8.0.2のため)

PHPのパスを通す

参考記事
https://note.com/88gram/n/na9875e7d07ef

php.exeの場所

MAMPに同梱されたphp.exeの場所は下記になります。
「8.3.1」はPHPのバージョンになりますので適宜読み替えてください。ここにパスを通します。

C:\MAMP\bin\php\php8.3.1

エクスプローラーを起動し、上記のフォルダまで進んでください。
上部に表示されているパスをコピーしておいてください。

次に設定を開いてください。
「システム」→「バージョン情報」と進んでください。

システムの「詳細情報」をクリック。
(パスワードが求められるので姉川さん他にお願いします。)

環境変数をクリック。

「システム環境変数」より「Path」をクリックして「編集」ボタンをクリック。

新規をクリックして先ほどコピーしたパスを張り付ける。

あとはOKボタンで進む。

パスの確認

次にコマンドプロンプトを起動して

php -v

と入力してください。

写真のようになれば成功です。

'php' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

と出てきた場合は環境変数の再確認をお願いします。

composer編

参考記事
https://note.com/88gram/n/nc5f0528262e5

composerのインストール

Composer の公式サイトで提供されているインストーラーを利用します。 下記のページにあるダウンロードのリンク(Composer-Setup.exe)をクリックして、インストーラーをダウンロードします。
https://getcomposer.org/doc/00-intro.md#using-the-installer

ダウンロードが完了したらComposer-Setup.exeを起動してください。写真のように聞かれますが、「Install for me only」で大丈夫です。

進めるとphpのパスが出てくるので先ほど設定したものと同じかを確認してください。

もしインターネットに接続するためにプロキシを利用する必要がある場合はここで設定します。
「Next」ボタンをクリックしてください。スルーでいいです。

あとは「install」をクリックして、finishボタンを押したらインストール完了です。

すべてのウィンドウを閉じてPCを再起動してください。

composerの確認

コマンドプロンプトを開いてください。
下記のコマンドを入力しエンターキーを押して実行してください。

composer -v

写真のように大きくcomposerと表示されれば成功です。

php.iniの修正

MAMP の配布バージョンでは、PHP の拡張モジュール(例:pdo_mysql、mbstring、intl、gd など)が一部コメントアウトされた状態でphp.iniに用意されています。
後述するLaravelのインストールやマイグレーションでエラーが発生する可能性があるため、php.iniを修正して拡張機能を有効にします。php.iniの場所は下記です。

C:\MAMP\bin\php\php8.3.1

エクスプローラーで上記のパスに移動して、php.iniのバックアップを取ってください。
(コピー&ペーストで大丈夫です。)
お使いのエディターでphp.iniを開いてください。「extension=」と検索してください。下記の画像のように先頭のセミコロンを削除してください。

修正が完了したら保存してください。
ここまででLaravelインストールまでの事前準備が完了です。

Laravelインストール

Laravel公式ドキュメント
https://readouble.com/laravel/10.x/ja/installation.html

まず、Laravelのプロジェクトを配置するフォルダを作成。コマンドプロンプトを起動し下記のコマンドを入力してください。

mkdir Projects

Projectsフォルダが作成できましたのでフォルダの中へ移動。

cd Projects

こからは公式サイトの通りに手順を実行します。
「example-app」の部分はお好きなプロジェクト名に変更して大丈夫です。変更した場合は、以降は「example-app」の箇所を自分のプロジェクト名で読み替えてください。
プロジェクト名のあとにバージョン記入することでプロジェクトのlaravelバージョンを指定できます。
(下記はバージョン10の最新版を指定)

composer create-project laravel/laravel example-app "10.*"

バージョンを確認したい場合は作成したプロジェクトに移動して下記のコマンドでLaravelのバージョンが確認できます。

composer show -i laravel/framework

ドキュメントルートの変更

MAMPのドキュメントルートを変更し、「localhost」でLaravelのデフォルトトップページが表示されるようにします。コントロールパネルから「MAMP」→「Preferences…」をクリック。

上部メニューより「Server」を選択し「Document Root」をLaravelインストール時に作成したプロジェクトのpublicのパスに変更して「OK」ボタンをクリック。
↓例

C:\Users\takumu-kozai\Desktop\Projects\example-app\public

ブラウザで「localhost」にアクセス。(http://localhost)下の写真の画面が表示されれば成功。(撮影時ver10.48.29)

MySQLとの連携

VSCodeでexample-appプロジェクトを開く。VSCodeを起動し左上のメニューから「ファイル」→「フォルダーを開く…」でプロジェクトを選択して開く。

次に「.env」というファイルを開く。
下記の箇所を書き換えます。

絶対に本番環境ではこの設定↓を使わないでください!

DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=127.0.0.1
DB_PORT=3306
DB_DATABASE=laravel
DB_USERNAME=root
DB_PASSWORD=

↓

DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=127.0.0.1
DB_PORT=3306
DB_DATABASE=laravel
DB_USERNAME=root
DB_PASSWORD=root

接続設定が完了したので次はデータベースを作ります。MAMPの「Open WebStart page」アイコンをクリック。

左上の「TOOLS」から「PHPMYADMIN」をクリック。

サイドメニューの「新規作成」をクリック。

データベース名に「laravel」、右のプルダウンから「utf8mb4_general_ci」を選択して「作成」ボタンをクリック。
(デフォルトは「utf8_general_ci」なので変更忘れ注意!)

サイドメニューに「laravel」が追加されればデータベースの追加は成功です。

次に、コマンドプロンプトを開いてプロジェクトフォルダに移動してください。

cd example-app

下記のコマンドを実行してください。データベースにテーブルが作られます。

php artisan migrate

下記のような表示がコマンドプロンプト出れば成功です。写真のようにブラウザのphpMyadminからも確認ができます。

INFO  Preparing database.

  Creating migration table ................................................................................ 128ms DONE

   INFO  Running migrations.

  2014_10_12_000000_create_users_table .................................................................... 121ms DONE
  2014_10_12_100000_create_password_reset_tokens_table .................................................... 151ms DONE
  2019_08_19_000000_create_failed_jobs_table ............................................................... 89ms DONE
  2019_12_14_000001_create_personal_access_tokens_table ................................................... 106ms DONE

テーブル作成がうまくいかない場合は.envファイルのdb接続設定を見直してください。

  • ”DB_CONNECTION=mysql”がmysqlになっているか(ver違うと別のものに変わります)
  • ”DB_PASSWORD”にrootを設定したか
  • php.ini内のextensionで必要なものがコメントアウトされていないか

最後に

composerのインストールがうまくいかない、dbのテーブル作成がうまくいかない場合はAIに相談して解決すると早いと思います。

この記事を書いた人

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